子どもの味方になっていますか? 2018.1

  

「あなたの一番の味方は誰ですか?」こんな質問を子どもにしたら何と答えるでしょう。真っ先に自分をあげてくれる自信はありますか。

 勉強につまずく子どもを見ていると、自己肯定感の低さを感じることがあります。自己肯定感とは、自分はかけがえのない存在であると思える感情のことで、この気持ちが低いと自分の存在に自信が持てずあらゆることに意欲的に取り組めなくなったり、人生を楽しめなくなることにつながります。そして、自己肯定感を育てるために最も重要なことは、最もそばにいるお母さんをはじめ保護者がどんな時でも味方であることだと思うのです。そんなことは当たり前だと思われるかもしれませんが、子どもの中には、自分が愛されているのは自分がよい子だからだ、というような条件付きの愛情と捉えていることがあります。今流行りの忖度という言葉がありますが、忖度できるのは大人で、子供というのは、良くも悪くも言われた言葉をそのまま受け止めまてしまう分、大人が思っている以上に傷ついたりしやすいのです。子供の自己肯定感を育てるためには、お母さんお父さんは自分がどんな子も愛してくれている、という自信を持てるようになるくらい、どんな時も無条件で、絶対的に味方である、というメッセージを常々伝えることです。世界中の誰も信じてくれなくても、お母さんだけは信じてくれているという自信を持っている子供は、少々のことではへこたれないと思います。

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