以前娘が百人一首を題材にした漫画にはまり、私も少しだけ目を通したのですが、その中にハッとさせられるセリフがありました。
主人公の女の子は百人一首に関しては一流ながら、その他はさっぱりで勉強も赤点ばかり。でも同級生の男の子のほうは学業もトップで常に一番を取っています。その女の子に仲間の一人が言うのです。「好きなことを目一杯やりたいと思ったら、好きじゃないこともそれと同じくらい頑張らなくちゃいけないと思う」と。そして、「彼は1番じゃなくなったらかるた辞めるって親と約束しているから、勉強だって頑張ってるんだ」と続けるのです。
好きなことを頑張れるのは、ある意味当たり前。でも、好きなことだけやってればよいという状況は、人生の中にどれだけあるでしょう?子供たちにとっての勉強も同じ。勉強以外に大切なことはたくさんあるけど、だからと言って勉強をしなくていい理由にはなりません。やはりどちらも大切だし、どちらも頑張らなくちゃいけない。(特に夢を叶えるためにはやりたいことだけをやるだけでなく、やりたくないことも一生懸命やることが大切なのです。)回り道をしているように感じられても、それはきっと今後の人生の大切な糧となると思うのです。
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