自己肯定感を育てるほめ方叱り方② 2017.8
前回、ほめて育てた方が、長い目で見た場合子どもの自己肯定感をはぐくみ成績も上がる…というお話をしました。でも、毎日生活していると、ほめてばかりもいられないよ…というのも本音でしょう。
そこで今回は叱るときも、自己肯定感を損なわない工夫をお話しします。ポイントはいたってシンプル。youではなくIで叱るというだけです。つまり、「あなたが」とか「本当にお前は…」などと言うとどうしても相手の人格そのものを否定する言葉につながりかねず、子どもは自分自身がダメな存在なんだ、と受け取ってしまいかねないので、たとえば「…されてお母さんはショックだった」「そんなこと言われてママは悲しい」など、自分を主語にして話すだけで、行動のみに非を向けることができるのです。(そしてこれは、褒めるときにも言えるのです。)
叱るのは愛情があって心配だから。だけど、子どもも独立した人格を持った存在なので、頭ごなしに否定するような叱り方では子どもの自己肯定感が育たずに逆効果です。叱る中にも子ども自身のことを否定せずに認めてあげることで、子どもは自分に自信を持つことができ、のびのび育っていくと思います。 kd