フィンランドの教育に日本の未来を夢見る!① 2018.7
以前、教育先進国であるフィンランドの学校の様子をテレビで見て驚いたことがあります。それは、子どもたちがとても自由に勉強していること。制服もなく、中にはショッピングセンターの紙袋に穴をあけて袖を通して登校する子もいて、さすがにその生徒は叱られていましたが、日本の教室の風景を見慣れていた私にとってはとても衝撃的でした。
日本では中学生になると当たり前のように、それまでの私服から、制服を着て通うようになります。制服は楽だしかわいいし、それについて私は批判するつもりはないですが、ただ、その中に「なんで」と疑問を持つ子どもがいたら、それを頭ごなしに否定せず、むしろ「そういう疑問を持つってとてもいいね!」と大切にしたいと思います。前回私は、日本はどうしても人と同じことを良しとする風潮があったと書きましたが、多様な意見を認め合うことがますます重要になるこれからの時代。当たり前と思われていることの中にもなぜ?という視点を持つことは、思春期を生きる子どもたちが自ら考える力をつけていくためにも特に大切な第一歩なのではないかと思っています。