2学期も後半に入り、テストシーズン真っただ中ですね。テストのときにわたしが心がけていることお話しします。
それは、結果が出た後は、どんなに悪くても絶対に文句を言ったりしないということ。怒るなんてもってのほか。文句を言ったところで結果は変わらないだけでなく、勉強に対するモチベーションが大きく下がり悪循環だからです。結果がどうであれ、まずは頑張ったことをねぎらい、きちんと答案を見てよいところを具体的にほめます。例えば計算問題はよくできているね、とか、間違っていてもここまでは合ってたね、とか、間違いがたくさんあってもこんなに一生懸命書いてるじゃないか、など。どんな答案でも必ず褒めるところはあるものです。そして、そこから具体的にこの問題はここを気を付ければ正解になるね、などと、惜しい問題を探していくと、あと少しの頑張りで点数をあげられる問題が見つけていきます。ただ、そこで気を付けたいことはケアレスミスも実力のうちということを本人にきちんと理解させることです。後からできたのは誰でもいえることで、テスト中にミスをしない力こそが実力です。ミスを言い訳にする人はいつまでもミスが減らない傾向があるように思います。
次に効果的な解き直しについて。
テストは終わった後の解き直しがとても大切というのはよく言われる話で、学校単位で取り組んでいる学校も多く、とても素晴らしいことだと思います。ただ、中にはとき直しの方法がよくわからない子もいるのではないでしょうか。先生の模範解答をただ丸写ししているのでは力にならず、勿体ないと思います。そこで、簡単なポイントを。まず、知識を問うような問題の場合は、ただ答えをノートに書いていくのではなく、答えをしっかり見て覚えてから再び解いたり、穴埋めのような問題の場合は穴埋め以外の部分も含めてノートに書き写すなど、覚えるための工夫が必要かと思います。特に社会科や理科の場合は年表や図にまとめたり、自作参考書が作れれば最高ですね。
そして、数学や理科の計算問題のような問題は、もう一度問題をよく読んで、じっくり考えなおすことが大事です。ただ、問題の難易度は様々で、一人一人の能力や目標によっては、できなくてもよい問題も当然あります。正答率が極端に低い問題に関しては、難関校を目指す人以外は「周りもできないから、これはできなくても全然大丈夫!それよりも、ここの問題でミスをしないように、鍛えていこう!」と安心させることも大切です。
一見してわからなければ、先生に聞いてみるとよいでしょう。